どこに興味があるのか

UX Japan Forum の振り返り会とかしていて、気がついたこと。
何となくその場で答えたけど、後から考えると自分が言ったことに自分で納得した。からメモしよう。

私はデザイナーをしているけど、実は「デザイナーの感覚」というものをあんまり信じていない。

  • 最終的な余白とか空きの調整。
  • 錯視における画面調整。

というようなものを「デザイナーの感覚」で作成するというのは同意できる。また、明らかにこれはまずいデザインと言うものがわかる。のは理解できる。だってそれは、今までのデザイナーとしての経験数や美術の知識の蓄積から導いているものだから。

ただ、感覚で作るデザイナーさんは「正直よくわからない」。感覚で、できる人はまあいると思うんだけど。天才って人が、ものすごくたまに、、、
でも天才はほとんどいなくて、私は凡人だから理由でなく感覚でオブジェクトを配置するってよくわからないんだよなー。
しかしながら、実際には、漠然と、こんな感じの人が使うんだろうなというのを脳内で想定してデザインを起こすという作業をやってきたし、やってはいるのだけども

「かっこいいもの作ればいいんだよ」に対して、浅野先生の講義を受ける前から、「誰が思うかっこいいと思うものなの」というのはずっとあり、違和感だった。

そこにUXはすっと入ってきたは事実。
だから、そこに聞いてみたい。ユーザーにインタビューしたい。
ユーザーを調査した上でのデザインであれば、根底のデザインロジックがぶれない。
また、間違ったとしても、ユーザーが違ったというだけなので、再度構築するのに苦痛を感じない。だって前提情報が違うならそりゃリデザイン当たり前だし。

ということで、ユーザー調査がしたい。のが本音ぽい。

いろんな人に、「デザイナーというよりもエンジニアぽい」と言われて、「私デザイナーだし」といってきたのですが、最近どちらでもいい気がしてきた。

職の肩書きというより、調査したいな。
そしてそれをUIに落とす。のが多分したいことだと思う。

あと、最近思うのが「UXって漢方薬」みたいだなと。
抗生物質じゃなくて、ジワーと体質改善。

また、イームズチェアってUXだよな。確かめっちゃテストしたはずとか色々考えてたりする。

まあ、いいや来年は調査する。